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2014年10月の15件の記事

2014年10月23日 (木)

上原兄弟のご親族がご来場下さいました(1)

本展で多くの資料をご紹介させていただいている上原3兄弟(全員慶應出身、全員戦歿)の妹である上原清子さん、上原登志江さん、遠縁で戦前から親交の深かった横山(旧姓青木)房子さんがご来場下さいました。

上原登志江さんと横山房子さんは、お2人で10日にご来場。登志江さんは上原良司の展示品の遺本(片思いの女性への恋文を秘めた本)を発見した方。現在展示中の、遺本が隠されていた本棚や、遺書が隠されていた物入れ(置き床)を前にして、改めて検証を始められました。引き出しに腕を突っ込んで、「こんなんだったかしら」と押したり引いたり、大変な騒ぎとなりました(決してまねをしないで下さい(笑))。

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房子さんは、慶應医学部の病理学教室教授だった青木貞章氏のお子様で、上原兄弟の父寅太郎は遠縁に当たるこの貞章さんの家に預けられて育ちました。貞章さんの祖父は大の福沢諭吉ファンで、自分の戒名を独立自尊居士と付けてしまったほどの人だったそうです。本人に確認せずに勝手に貞章さんの願書を慶應医学部に出してしまい、貞章さんは医学部の2回生として卒業しました。その貞章さんの縁で、3兄弟は自然に慶應に入ることになったようです。

登志江さんと房子さんは、そういうわけで小さい頃から一緒に遊ぶ大の仲良しで久しぶりの再会。展覧会の内容には不釣り合いの、にこやかな表情のお二人です。
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Eaao7025w_rこちらはアートスペースの玄関にて。左から2番目は白井厚名誉教授。
(以上撮影=石戸晋)

A2no34114_r_rこちらは、きょうだいの長男で昭和15年医学部卒の上原良春さんが撮影した幼い頃の登志江さん(右)と房子さんの写真。会場のディスプレイには、このお二人がたくさん登場しています。

2014年10月22日 (水)

「大学と戦争展 「負の歴史」にも光あて 早稲田・慶応がそれぞれ企画」 毎日新聞 2014年10月22日

毎日新聞夕刊 Topics で、「残されたモノ、ことば、人々」展が紹介されました。

http://mainichi.jp/shimen/news/20141022dde018040016000c.html
(WEB会員のみ参照可。)

”終戦70年へ「戦争と大学」展 慶応と早稲田 当時の学生感覚伝える” 読売新聞朝刊 2014年10月22日

読売新聞(文化面)で、「残されたモノ、ことば、人々」展が紹介されました。

2014年10月21日 (火)

”慶應義塾と戦争Ⅱ 「残されたモノ、ことば、人々」展・太平洋戦争クリエイティブアーカイブス” 塾生新聞 2014年10月21日

塾生新聞に展示が取り上げられました。プロジェクトの学生が書いた記事です。

http://www.jukushin.com/archives/20193

2014年10月20日 (月)

「特攻隊員の遺品集めた展示会」 NHKニュース 2014年10月20日 

「残されたモノ、ことば、人々」展が、NHKのニュースで”特攻隊員の遺品集めた展示会”として紹介されました。

http://www.nhk.or.jp/shutoken-news/20141020/4831141.html

「70年前の昭和19年10月、太平洋戦争で組織的な特攻作戦が始まり、翌年の終戦までに6000人以上が特攻で戦死したと言われています。」という説明が加えられています。

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