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2013年10月の9件の記事

2013年10月14日 (月)

展覧会開催のお知らせ

当プロジェクトの企画による展覧会を、11月末~12月にかけて慶應義塾三田キャンパスにおいて開催いたします。

慶應義塾と戦争Ⅰ 慶應義塾の昭和十八年

「慶應義塾の昭和十八年」と題し、70年前の行事・キャンパス・塾生・教職員の様子を伝える資料を展示する予定です。

今後3年間にわたる当プロジェクトの展示の最初ですので、まだ昭和19年、20年の資料は扱いませんが、プロジェクト開始以降に寄せていただいた資料も展示に加える予定です。ご観覧いただければ幸いです。

なお、会場が2箇所に分かれており、会期が少々ずれておりますのでご注意ください。両会場とも見学できる期間は12月4日(水)~12月18日(水)です(土曜日は第2会場が閉室、日曜日は両会場とも閉室)。

写真は、学徒出陣に際して三田の正門に張り出された塾長名の告示。

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2013年10月13日 (日)

聞き取り調査フル回転で実施中

現在、プロジェクトのメンバーで、聞き取り調査をフル回転で実施しています。10月に入ってからも、すでに3名の方にお話を伺いました。

3名は、昭和18年9月の卒業が1名、昭和19年9月卒(18年12月学徒出陣)の方が2名。全員海軍。1名は主計、1名は特攻出撃したものの、敵艦に遭遇せず生還した方、1名は震洋(モーターボートの特攻兵器)の隊員だった方です。

今後もすでに5件ほど予定が決まっており、引き続き、聞き取りが出来る方に順々にアポを取っております。東京近郊に在住ではない方も、すでに何人かリストに入れさせていただいており、出張が組めるタイミングで伺う予定です。目標は「最低100名」と言っています。海外の方も探索中…。

今までお話を伺った方の中には、軍隊で危険な目には全く遭わなかったという方もいらっしゃいますし、慶應義塾のお膝元・三田通りで生まれ育ったという女性の方もいらっしゃいます。またこれから聞き取りをさせていただく予定の方には、徴兵検査で不合格になったという方などもいらっしゃいます。

体験の内容は問いませんので、当時をご存知の方が身近にいらっしゃいましたら、ぜひお知らせください。すでにご本人が亡くなられている場合でも、その方が想い出を書き残されたものや、当時の資料などがありましたら、そのことをぜひご教示ください。多様な体験と資料を記録しておきたいと考えています。


写真は特攻出撃の後生還された柳井和臣さん(昭和19年卒)と、三田・万来舎にて。

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2013年10月 8日 (火)

プロジェクトの現状

「慶應義塾と戦争」アーカイブ・プロジェクトは、慶應義塾福沢研究センターを拠点に、学生、大学院生、教員がチームで進めているプロジェクトです。このページでは進捗状況を逐次ご紹介していきます。

このプロジェクトでは①オリジナル資料の収集、②聞き取りや回想記の収集、③基礎的なデータの整備(例えば慶應からいつ何人軍隊に入ったかといったデータ)、④展覧会やインターネットでの積極的な公開を目指しています。

プロジェクトの本格始動からおよそ1か月半。現在はまず聞き取り調査を重点的に進めています。お話を伺える方を探してお目にかかり、さらにその方のお知り合いをご紹介いただく形で、日程が調整できた方から順々にお話を伺って記録させていただいております。

このプロジェクトでは「戦争」に先入観なく向き合うことからスタートし、できる限り幅広く資料や証言を集めたいと考えています。こんなものいらないだろうとか、こんな話は参考にならないだろう、連絡すると困るだろう、などと思わずに、どんなことでもぜひご一報いただければ幸いです。一人でも多くの人の経験や存在をできるだけ詳しく後世に残しておくこと自体を目的としています。

ちなみに私は2009年に慶應義塾が「福沢諭吉展」を開催したとき、その広報ブログを担当したことがあります(ご関心があればこちら)。今回はこれほど短期集中ではなく、また4年経って体力的に衰えてもおりますが(笑)、幸いこのプロジェクトチームは、10代を含む若者で構成されておりますので、随時分担しながら進捗状況をお知らせしていくつもりです。どうぞよろしくお願い致します。

写真は先週行われた第2回プロジェクトミーティング@三田・万来舎です。

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2013年10月 6日 (日)

本プロジェクト・サイトを公開しました

本プロジェクト・サイトを、一般の方々がアクセスできる状態にいたしました。

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