「記録・逸話重ね戦争継承」 南日本新聞 2014年10月30日
南日本新聞 文化面で、「残されたモノ、ことば、人々」展が紹介されました。
記録・逸話重ね戦争継承
東京 慶大出身学徒兵の遺品展
1945年5月11日に知覧飛行場(南九州市知覧)から特攻出撃し22歳で戦死した経済学部の学生だった上原良司さんをめぐる遺品類の展示が紹介されています。
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南日本新聞 文化面で、「残されたモノ、ことば、人々」展が紹介されました。
記録・逸話重ね戦争継承
東京 慶大出身学徒兵の遺品展
1945年5月11日に知覧飛行場(南九州市知覧)から特攻出撃し22歳で戦死した経済学部の学生だった上原良司さんをめぐる遺品類の展示が紹介されています。
毎日新聞で、「残されたモノ、ことば、人々」展が紹介されました。
”こころの書:出撃直前の遺筆「肚」 人間魚雷「回天」の田中さん 自作の歌、口ずさむ 親友回想、慶大企画展に出品”
http://mainichi.jp/feature/news/20141030ddlk13040153000c.html
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展覧会の会期が残りわずかとなりました。
たくさんのご遺族や当事者の方にお声かけいただきました。また、そっと来場された方も多かったことと思います。
実物資料のご提供もありました。順次ご紹介できればと思います。本日ご寄贈いただいた資料は戦死された肥田頴さん(予科1年で学徒出陣、19年10月フィリピンで戦死)の日の丸です。
日の丸は複数ご寄贈いただいておりますが、どれ一つとして同じものはありません。そして、戦死された方の日の丸は、実は初めてです。ご寄贈者は妹の村田久子さん。お話を伺うと、「エンディングノート」で、「私の棺に入れて」と書くつもりだったが、今回の展示に来て、大学で残してもらえれば、と持参して下さったとのこと。
「こういうものが残っていたが棺に入れて燃やしてしまった」という話を時々耳にします。「捨ててしまった」という話ともしょっちゅう出くわします。もしまだ存在するもので、大学に残すことが棺に入れるのと同様に、あるいは処分してしまうこと以上に、ご本人の希望に添う(と思われる)ようでしたら、力になれればと改めて思っております。
一つ一つはごくプライベートな記録と思われるモノでも、それをできるだけ幅広く、厚く残しておくことで、この時代が立体的に記録出来ると思われるからです。そして、そうしていくことで、この時代についてより深く多面的に考察することができるようにもなると思う次第です。
15日と23日の2回、ギャラリートークを開催致しました。両日とも多数の方にお越し頂きましたが、特に23日は非常に多くの方がお越し下さり、第1会場も第2会場も、ぎっしりという状態になりました。
今回の会期も残りわずかとなり、第1会場は土曜日、第2会場は金曜日までです。一人でも多くの方のご来場をお待ちしております。また、宜しければ、ご覧になってのご感想やご意見などをこちらからお寄せ下さい。
昨日10月22日、上原3兄弟の妹、上原清子さんが長野県内からわざわざ展覧会場にお越し下さいました。下の妹の登志江さんも、10日に引き続きご夫妻で駆けつけて下さいました。
あいにくの雨となりましたが、清子さんと登志江さん、さらに上原家の様子をご存知の方などとともに、第1会場、第2会場とご覧頂きました。第2会場では再び(1)に記した本棚のことについて論争が巻き起こりましたが、今回は本棚と置き床の前で清子さんと登志江さんに写真に収まっていただきました。
一同はその後、清家塾長との面会となりました。長野からお越し下さった清子さんには、上原家の古くからの隣人で、いつも福沢センターが調査で訪問する際、お世話になっている内山玲子さんのご家族も付き添いで同行して下さいましたが、その玲子さんからは、塾長へ赤飯のお土産(清家先生の前に写っています)。清家先生は召し上がって下さったでしょうか?